レッドストーン回路の基礎

レッドストーン回路で装置を作るために、基礎を押さえていきたいと思います。

アイテムの種類

レッドストーン回路に関わるアイテムには大きく分けて3種類あります。

動力、伝達、機械です。

それぞれ見ていきましょう。

動力

動力は機械を動かすために必要になります。

置いたり、ボタンを押したり、レバーを動かしたり、いろいろな方法で動力を発生させてくれます。他にも監視している物の状態が変わったり、踏んだりしたときに動力が発生するアイテムもあります。

多くの種類があるので、どのようなアクションで装置を動かしたいか?によって選ぶ動力アイテムが変わります。

現実世界だと、おもちゃに電池を入れたら動いたり、スイッチをONにしたら電気が付いたり、ボタンを押したら車のエンジンが付いたり、現実世界で想像できるものも多いですね。

どのような動力アイテムがあるかを理解しておくことで、いろいろな装置を自動化することができそうです。

動力の範囲・大きさ

動力の範囲はアイテムや配置場所によって異なります。ですが、基本として動力アイテムの1つ隣にだけ動力を発生させます。

また、発生させる動力の大きさは$15$です。声や光がどこまでも届かないように、動力もどこまでも届くわけではありません。

レッドストーンダストは動力を失いながらの伝達になりますが、リピーターは動力をマックスの$15$にまで増幅してくれます。これらの伝達アイテムを上手く使って動力を機械まで運びます。動力の大きさを把握して上手に作れば面倒なアイテムの使用を減らすことができるのでサバイバルでは物資を有効に活用することができますね。

伝達

伝達は動力を更に次のブロックへと伝えてくれます。

伝達してくれるアイテムはそんなに多くなく、レッドストーンダスト、レッドストーンリピーター、レッドストーンコンパレーターの3つと思って大丈夫です。それぞれ特徴があるので、それらを上手く使うことで動力を伝えたり、止めたり、量を調整することができ、機械の動作を制御することができます。

レッドストーンダスト

レッドストーンダストは動力を$1$減少しますが、一つ隣へ動力を伝えてくれます。

学校とかでよくある「プリントを1枚取って後ろの人に渡していく」みたいな感じですね。レッドストーンダストさんの手に渡った分プリント(動力)は減少していきます。機械の前にいるレッドストーンダストさんがプリント(動力)を貰えたら、それを見て機械を動かすことができるみたいなイメージです。

先ほど動力の方で書いたとおり、動力は隣に$16$の大きさの動力を発生させます。なので、16マス先の機械(ライト)を動かすことができます。17マス先の機械(ライト)には動力が届いておらず動いていませんね。

レッドストーンリピーター

レッドストーンリピーターは動力を最大の$16$に増やして、次のブロックに伝えます。また、動力を次に流す時間を遅らせることもできます。

動力を増やす

レッドストーンダストで見たとおり、15マスまで動力が届いていますので、15マス目のレッドストーンダストによってライトが付きます。16マス先の機械は動作し、17マス先の機械は動作しません。ここで、16マス目にレッドストーンリピーターを置きます。

すると、次のマスに発生する動力は最大の$15$に増えます。よって、更に16マス先の機械も動かすことができます。

遅延させる

まずは動画を見てみてください。イメージしやすいかと思います。

 

左から順に「リピーター無し」「0.1秒遅延」「0.2秒遅延」「0.3秒遅延」「0.4秒遅延」「0.5秒遅延」を設定しています。左から順にライトが付いていきますよね。

遅延の方法は簡単です。
まずリピーターを設置しただけで「0.1秒遅延」です。

リピーターを1回 右クリックすると、「0.2秒遅延」に切り替わります。下の画像を見ると左側のトーチが少し左にずれたのが分かるかと思います。

リピーターを2回 右クリックすると、「0.3秒遅延」に切り替わります。下の画像を見ると左側のトーチが更に左にずれたのが分かるかと思います。

リピーターを3回 右クリックすると、「0.4秒遅延」に切り替わります。下の画像を見ると左側のトーチが左端にずれたのが分かるかと思います。

リピーターは2つ並べると、遅延を追加することが可能です。下の画像の左側が「0.4秒遅延」の状態、右側が「0.1秒遅延」の状態です。なので、$0.4+0.1$で「0.5秒遅延」となります。

レッドストーンコンパレーター

レッドストーンコンパレーターの機能は、動力の維持、比較、減算、チェストチェックがあります。

ここでは、概要のみ確認したいと思います。

動力の維持

動力の維持は、動力の大きさを変えずにそのまま次に流すという機能です。

比較

コンパレータの後ろからくる動力と横からくる動力を比較して、後ろからの動力が大きい、または、等しい場合は、動力の維持に従って伝達します。横からの動力の方が大きい場合は、オフになります。つまり動力はコンパレータで途絶えます。

横からの動力が強い(大きい)
横からの動力と等しい

 

両側から動力がきていても合算ではなくそれぞれ比較されます。下の画像の通り、後ろからの動力より横からの動力の合計の方が大きいが、機械は動作しています。

減算

減算モードにする方法はとても簡単で、コンパレータを右クリックすれば「比較」と「減算」を切り替えることができます。

減算モードの場合、後ろからの動力$15$が横からの動力によって削られてから、次のマスへ動力が伝達されます。下記のように後ろから動力$15$、横から$13$であれば、$15-13=2$だけが次のマスへ伝わります。

また、両側から動力がきていたら、その内の動力が大きい方を減算します。

チェストチェック

チェストの中身をチェックして入っている量によって、動力が生まれます。

機械

機械はいくつも種類があります。

たとえば、下記のようなライト、レール、ピストンなどです。

たくさんの機械がありますが、上で見た動力や伝達のアイテムとは違い、動力がきたら動くというだけで難しいことはありません。

どのような機械があるかを知ることで自分のやりたいことが実装できるようになるかもしれないですね。今更ながらですが、僕もこれから研究していきたいと思います。

以上、最後までありがとうございましたm(__)m